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(火)
前田枢機卿様と巡る雲仙・島原・天草巡礼の旅―キリシタンの記憶を辿り、祈りを捧げた4日間―
10月23日(木)から26日(日)の4日間、前田万葉枢機卿様とともに雲仙・島原・天草を巡る巡礼旅行に参加して参りました。
激しい迫害の歴史を刻む地を訪れ、ミサと祈りを通して、殉教者たちの信仰の深さに触れる豊かな旅となりました。
1日目 10月23日(木)
伊丹空港 → 長崎空港 → 雲仙教会(ミサ) → 雲仙地獄めぐり → 島原泊
■ 雲仙教会(ミサ)
長崎空港から千々石展望台で昼食をとり、山道を登って標高約700mの雲仙教会へ。
ステンドグラスの光が静かに広がる聖堂で、巡礼最初の御ミサにあずかりました。

■ 雲仙地獄殉教地
雲仙地獄めぐりの一角にある殉教地を訪問。
地獄谷を見渡す高台には、拷問の末に殉教した宣教師・信徒たちを記念する碑と十字架が立ち、胸に迫る静寂に包まれていました。

■ 島原の宿からの風景
山と海に囲まれた穏やかな港町・島原に宿泊。
窓辺から望む夕景は、旅の疲れを癒すひとときとなりました。

2日目 10月24日(金)
島原教会(ミサ) → 島原城 → 島原のマリア観音 → 日野江城跡 → 原城跡 → 島原泊
■ 島原教会(ミサ)
八角形のユニークな形が印象的な島原教会で御ミサ。
敷地内には、アルメイダ神父像や天正少年使節の一人・中浦ジュリアンの像もあり、初期キリスト教布教の歴史を思い起こさせました。

■ 島原城(キリシタン史料館)
天守閣内のキリシタン史料館では、島原の乱や潜伏キリシタンに関する多くの貴重資料を見学。
信徒たちの信仰を守るための苦難が、具体的な展示から伝わってきます。


■ 原城聖マリア観音ホール
島原天草一揆の犠牲者追悼のために、親松英治氏が40年をかけて制作した「聖マリア観音」を鑑賞。
柔和な表情は悲しみを抱きつつも、希望を灯すようでした。

■ 有馬川殉教地・日野江城跡
1613年、有馬直純の重臣と家族が棄教を拒み殉教した地を訪問。
2万人以上の信徒が見守ったと伝わる歴史は、深い祈りをもって思い起こされました。

■ 原城跡
島原・天草一揆の終焉の地。3か月に及ぶ籠城戦の後、徹底的な弾圧により一揆軍は全滅したとされます。
静かな海と草原が広がる現在の風景からは想像できないほど、重い歴史が刻まれています。

3日目 10月25日(土)
フェリーで天草へ → 本渡キリシタン殉教公園 → 大江教会(ミサ) → 天草泊
■ フェリーで天草へ
口之津港から30分ほどで天草・鬼池港へ。
海風が心地よく、旅のハイライトとなる天草へ気持ちが高まります。

■ 本渡キリシタン殉教公園
天草・島原の乱の戦死者を慰霊する塚を訪れ、静かに祈りを捧げました。

■ 天草ロザリオ館・大江教会(ミサ)
ロザリオ館では「経消しの壺」や「かくれ部屋」の再現など、潜伏キリシタンの遺品を見学。
丘の上に立つ白く美しい大江教会では、地元の方々の温かな送迎のもと御ミサにあずかりました。

■ 東シナ海に沈む夕日
天草西海岸サンセットラインから眺めた夕日は、言葉を失うほど美しく、巡礼の疲れを包み込むような光でした。

4日目 10月26日(日)
崎津教会(ミサ) → 熊本空港 → 伊丹空港
■ 崎津教会(ミサ)
世界文化遺産・崎津集落にある崎津教会を訪問。
海と空の青に包まれた小さな漁村での御ミサは、旅の締めくくりにふさわしい静けさと恵みに満ちていました。
散策後、最後の昼食をいただき、旅の余韻を胸に熊本へ向かいました。

■ 天草パールラインを経て帰路へ
天草五橋の美しい景観や、海中に電柱が並ぶ長部田海床路を車窓から眺めながら熊本駅・空港へ。
そこで解散となり、4日間の巡礼を終えました。
おわりに
殉教の歴史を深く刻む雲仙・島原・天草。
訪れる地ごとに、信仰を守るために命を賭した多くの人々の祈りが今も静かに息づいていました。
前田枢機卿様とともに歩んだ今回の巡礼は、私たち一人ひとりの信仰を見つめ直し、日々の歩みを照らす大切な恵みの旅となりました。

