6/292025
(日)
【大阪・関西万博】 バチカン ナショナルデー開催
6月29日、聖ペトロ・聖パウロの祭日に合わせ、大阪・関西万博でバチカンのナショナルデーが開催されました。
このバチカン・ナショナルデーには、バチカンの国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿が来日し、出席されました。
万博会場で行われたセレモニーでは、両国の国旗が掲揚され、国歌が演奏されました。
パロリン枢機卿は、日本とバチカンの歴史的な関係を振り返り、1555年に日本のカトリック信者が初めて教皇と謁見したことから、長年にわたる友好を讃えました。また、日本とバチカンは平和や安定を共通の目標として協力しており、特に広島と長崎の原爆投下から80年を迎えたことを強調しました。
バチカンのパビリオンテーマ「美」と「希望」についても言及し、キリスト教における美しさと希望の本質的な価値を語りました。美しさは心と魂に触れるものであり、希望は共通善を追求する力として重要であると述べました。
挨拶後はコンサートが行われました。
モーツァルトの《戴冠式ミサ ハ長調》が演奏され、西本智実氏による指揮で150名以上の合唱団とオーケストラが共演しました。
セレモニーは荘厳な雰囲気の中締めくくられました。
